松元陸さん2部門で日本一 ピティナ・ピアノコンペティション

ピティナ・ピアノコンペで2冠を達成した松元さん(左)。隣は連弾のパートナーの西川みらいさん(提供写真)

ピティナ・ピアノコンペで2冠を達成した松元さん(左)。隣は連弾のパートナーの西川みらいさん(提供写真)

 日本最大のピアノコンテスト「ピティナ・ピアノコンペティション」の全国決勝大会が19日、東京都であり、奄美市名瀬出身の松元陸さん(23)が2部門で日本一に輝いた。現在鹿児島大学医学部6年の松元さんは「指導してくれた先生のおかげ」とまず恩師に感謝。そして「医師になってもいつでも発表の場に立てるようピアノを続けたい」と笑顔を見せた。

 

 松元さんは名瀬小学校、金久中学校、大島高校を経て鹿大医学部へ進学した。ピアノを始めたのは9歳のころ。井実加さん=奄美市、徳あおいさん=奄美市出身=の指導を受け腕を上げた。2016年にも同大会グランミューズ部門のYカテゴリー(高校卒業以上、22歳以下)で優勝している。

 

 大会ではB1(23歳以上)カテゴリーでアルゼンチン舞曲集OP・2(アルベルト・ヒナステラ作曲)を演奏して優勝。西川みらいさん=古仁屋小出身=と臨んだDカテゴリー(連弾)でも1位を勝ち取り2冠を達成した。

 

 来年2月に医師の国家試験を控えるが、今年10月の大阪国際音楽コンクールへ出場するという。音楽の魅力について「同じ楽器を使っても土地柄や人柄など人それぞれの背景で音が変わる。私の場合は島唄が身近にある環境だったことがピアノでも生かせている」と話した。

 

 「病気だけを診るのではなく病気の原因となっている生活環境や患者さんが抱えている問題を見抜ける医師になりたい」と目標を語る松元さん。「島で過ごした時間。特に高校の3年間は私の宝物。島での時間を大切にして自身の目標をかなえてほしい」と母校の後輩たちへエールを送った。