田中一村、漫画で紹介 学芸専門員の有川さんら 一村記念美術館

田中一村の紹介漫画を製作している有川幸輝さん=11日、奄美市笠利町の田中一村記念美術館

田中一村の紹介漫画を製作している有川幸輝さん=11日、奄美市笠利町の田中一村記念美術館

 「一村さんの本名は田中孝」「1908年に栃木県で生まれたんだよ」│。奄美市笠利町の県奄美パーク・田中一村記念美術館はインターネット上で、画家の生い立ちや作品について漫画で紹介している。同美術館学芸専門員の有川幸輝さん(45)は「奄美の子どもたちをはじめ、島内外の多くの方に美術館について興味を持ってもらえたら」と期待した。

 

 漫画は絵が得意な少年・奄村描(あまむら かける)と少女・奄美郷(あま みさと)が主人公。奄美の自然を描き続けた日本画家田中一村の生い立ちやエピソードのほか、同館が昨年8月に立ち上げた「一村キッズクラブ」の活動や同館のイベントなどについても紹介する。原則週1回の更新で、これまでに19話を公開している。

 

 有川さんが構成を考え、イラストが得意という妻の相沢エリスさん(45)=ペンネーム=が作画を担当。洋画が専門の有川さんは「漫画は全くの初めてで難しい」と話しつつ、「妻がイメージ通りに仕上げてくれるので助かっている。一村さんについてたくさんの人に知ってもらい、実際に作品を見たいと思ってもらえたら」と笑顔を見せた。

 

 漫画は同館のウェブサイト上で「田中一村記念美術館4コマ劇場」として公開いるほか、同館のSNS(会員制交流サイト)アカウントなどでも発信している。