紙面姿で稲作演じる 油井の豊年踊り、12演目 瀬戸内町

異形の者が鎌で綱を3回切る「綱切り」で幕を明けた油井の豊年踊り=13日、瀬戸内町油井

異形の者が鎌で綱を3回切る「綱切り」で幕を明けた油井の豊年踊り=13日、瀬戸内町油井

 旧暦8月15日の13日、瀬戸内町の油井集落(内田百一区長、31世帯51人)で県の無形民俗文化財「油井の豊年踊り」が披露された。紙面(カミメン)姿の踊り手や力士たちが稲作の様子などをコミカルに演じた。会場の集落公民館前広場は町内外から訪れた多くの観客でにぎわった。

 

 踊りは12演目で構成。力士らが引き合う綱の間に異形の者が割って入り、鎌で綱を3回切る「綱切り」で幕を明けた。女性たち脱穀する様子を表現した「稲すり」や座頭が川を渡る様子をユニークに演じる「ガットドン」などを華やかに踊った。未就学児―一般の相撲もあり、熱戦に観客から多くの拍手が送られた。

 

 敬老会も兼ねて開催。油井在住の秀岡アサ子さん(90)は「子や孫も出ていて楽しい。毎年見てるけど豊年踊りはいいもんだね」と話した。

 

 演目の合間には、5月に完成した油井公民館(延べ床面積132・35平方㍍)の落成式もあった。