菊次郎ミュージカル新年初稽古 龍郷町

菊次郎ミュージカル本番に向け練習に励む児童生徒たち=6日、町りゅうがく館

菊次郎ミュージカル本番に向け練習に励む児童生徒たち=6日、町りゅうがく館

  龍郷町の名誉町民、西郷菊次郎の生誕160周年を記念した青少年ミュージカル事業「菊次郎ミュージカル」は6日、町りゅうがく館で新年の初稽古を行った。出演する町内の児童生徒25人のうち、小学3年生~高校2年生の20人が参加。プロの振付師の指導を受けながら演技の技を磨き、8月の本番に向けて気持ちを一つにした。

 

 菊次郎は1861年、龍郷に潜居していた西郷隆盛と妻・愛加那の長男として誕生。台湾の宜蘭庁長や京都市長として活躍した。2月11日で生誕160周年を迎える。

 

 ミュージカルの出演者を指導するのは、鹿屋市の演出家・松永太郎さんと同市の振付師・岩澤剣司さん。児童生徒たちは昨年6月から毎月3回の本稽古で2人から直接指導を受けているほか、それぞれに自主練習を重ねている。

 

 新年初稽古では、宜蘭庁長時代の菊次郎が氾濫の多かった宜蘭川の堤防工事を行うエピソードなどを練習。生徒らは建設中の堤防を嵐から守ろうと力を合わせる宜蘭の住民らの様子を、歌や振り付けに乗せて情感豊かに演じていた。

 

 大島高校2年生の嘉佳奏さん(17)は「歌もダンスも演技も初めてで大変だけど楽しい。家でも筋トレをしている。本番に向けて一生懸命頑張ります」と笑顔を見せた。

 

 この日は実行委員長の碇山和宏教育長と竹田泰典町長や町議らも練習の様子を見学し、激励した。稽古の後は職員手作りのぜんざいがふるまわれ、出演者全員で気持ちを新たにした。ミュージカルは8月21日に町りゅうゆう館で公演する。