遺跡範囲が大幅拡大/面縄貝塚報告書、伊仙町

調査で明らかになった面縄貝塚の範囲(伊仙町教育委員会提供)

調査で明らかになった面縄貝塚の範囲(伊仙町教育委員会提供)

 伊仙町教育委員会は8日までに、同町面縄地区の面縄貝塚で2015年度までに実施した遺跡発掘調査事業の総括報告書をまとめた。地区内に点在していた四つの遺跡(面縄第1~4貝塚)の範囲がそれぞれ大幅に拡大し、約6万平方㍍に一体的に広がっていることを明らかにした。出土遺物の分析から、遺跡の年代は約7千年前の縄文時代前期から15世紀ごろの中世並行期までと確定した。同町教委は「奄美諸島を代表する遺跡。日本列島の縄文文化の波及過程を知る上で歴史的に重要」と強調。16年度中の国史跡指定を目指す方針を示した。