長い歴史に幕/大和村今里のノロ祭祀

神具の扇を手にノロ祭祀の終わりを残念がる池田オワキさん(左)=6月、大和村今里

神具の扇を手にノロ祭祀の終わりを残念がる池田オワキさん(左)=6月、大和村今里

 大和村今里集落で継承されてきたノロ祭祀の「オムケ」(御迎祭)と「オーホリ」(御送祭)が今年の神事を最後に終了し、長い歴史の幕を閉じた。「クヮーノロ」(子ノロ)と呼ばれる女性神職役の高齢化が進み、後継者の確保も困難となったためで、神職役の女性らは今年の夏にかけ、祭祀を行ってきた集落内のトネヤを次々に訪れ扇や鐘などの神具を返却した。返却後、トネヤでは40点以上の神具や文書が確認され、調査を行った専門家は、点数の多さや内容の貴重さから、保存、活用の必要性を訴えている。