音楽イベントをライブ配信 徳之島

徳之島のアーティストの元気な歌声をライブ配信した「とくのしまから よーにうがめら」=30日、徳之島町亀津

徳之島のアーティストの元気な歌声をライブ配信した「とくのしまから よーにうがめら」=30日、徳之島町亀津

 本土の徳之島出身者へ島唄や芸能を届けようと、徳之島のアーティストが出演する音楽イベント「とくのしまから よーにうがめら(徳之島からこんばんは)」(同実行委員会主催)が30日、徳之島町亀津のホテルであった。イベントの様子を動画共有サービス「You Tube」でライブ配信して島から元気な歌声を届け、新型コロナウイルス収束後の来島も呼び掛けた。

 

 新型コロナの感染防止対策で、店内での島唄演奏などを控えている本土の居酒屋やライブハウスのお客さんに、島の芸能を楽しんでもらおうと企画。徳之島に興味を持つ人向けに、島のイベントや特産品などを紹介するコーナーも盛り込んだ。

 

 徳之島町母間出身の安田竜馬さんのライブを皮切りに、7組がオリジナル曲や島唄、島口漫談を披露。徳之島の3町長も出演しふるさと納税の取り組みをPRしたほか、徳之島虹の会、徳之島闘牛連合会の代表者なども自然保護や、中止している闘牛大会の現状などを報告した。

 

 伊仙町崎原出身の亀山幸男さん(59)が大阪市内で経営する島唄ライブ居酒屋「おぼらだれん」は、毎日夜の営業で開かれる島唄ライブが好評だったが、新型コロナの影響で3月下旬から自粛。国の緊急事態宣言が解除されたことを受け、今月下旬から夜間営業を再開したばかりだった。

 

 30日は約20人が来店し、プロジェクターに映し出されたライブ映像を楽しんだ。亀山さんは「島の人が自分たちのことを思ってイベントを企画していただきありがたい。島のアーティストのライブを聞く機会は少ないので、今後も定期的に開催していただければ」と話した。

 

 新型コロナの影響は、島内の宿泊業界にも及んだ。イベント実行委員長の稲島竜也さん(54)が総支配人を務めるホテルグランドオーシャンリゾートでも国の緊急事態宣言が発令されて以降、利用者が10人を下回る日もあったという。

 

 稲島さんは「イベントを通して視聴者に元気を届け、私たち自身もにぎわう催事で元気をもらった。コロナが落ち着いたら徳之島に足を運んでいただき、みんなで笑顔になれたら」と話した。