2年ぶりに追悼ミサ 命日に合わせミホさんしのぶ 

 

列席者へ感謝を述べた島尾伸三さん家族ら=25日、奄美市名瀬

列席者へ感謝を述べた島尾伸三さん家族ら=25日、奄美市名瀬

  作家・島尾敏雄の妻で瀬戸内町加計呂麻島出身の作家・ミホさん(1919~2007)の命日に合わせて25日、奄美市名瀬のマリア教会(松永正男神父)で追悼ミサがあった。長男で写真家の島尾伸三さん(72)家族も来島し、NPO法人島尾敏雄顕彰会(潤井文子理事長)の関係者らとともにミホさんをしのんだ。

 

 ミサは顕彰会や奄美関係者が毎年開催しているが、昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となった。今年は感染対策のため規模を縮小し、顕彰会と家族ら14人で行った。壇上には花とともにミホさんの写真が飾られ、列席者は歌や祈りを通して故人に思いを寄せた。

 

 伸三さんは列席者へ「母の記憶が消えてしまうのは死そのものよりも寂しいこと。今日はありがとうございました」と感謝。ミサの後、「奄美大島を訪れるのを妻や孫もとても楽しみにしている。来年は例年通りのミサで、母が好きだったグレゴリオ聖歌も聞かせてあげたい」と話した。