「ベルスーズ奄美」の魅力語る

2020年03月13日

芸能・文化

人物交差点・指揮者奥村伸樹氏200312蘇 東京都を拠点に活動する指揮者奥村伸樹さん(46)=写真左から2人目=が12日、南海日日新聞社を訪れ、奄美の島唄をクラシックにアレンジした楽曲「ベルスーズ奄美(奄美の子守歌)」の魅力を語った。

 

 奥村さんは、2018年に奄美市であった同楽曲の公演で指揮者を務めた。今回は11、12の両日、奄美大島で同楽曲を作曲した宇検村阿室出身の山畑馨氏(故人)ゆかりの地などを巡り、同楽曲の次回公演へ向けて関係者と交流も深めた。

 

 前回公演のリハーサルで唄者前山真吾さんの島唄を聞き「心が熱くなり、何とも言えない高揚感を感じた」という。ベルスーズ奄美について「世界共通言語である楽譜で、島唄や奄美の魅力を表現している。この曲を通じ、世界中の人が奄美のことを知ることができる」と絶賛した。

 

 「前回公演時より、ベルスーズ奄美や島唄、山畑氏、奄美のことを深く知った今なら、もっとうまく(指揮を)やれる」とも語った。

 

 同席した前回公演実行委員会の山元孝子実行委員長(76)らは「来年を目標にまた公演会を開きたい」と話した。