「残そう」意識が大事/与論で危機言語サミット

2016年11月15日

芸能・文化

「手のひらを太陽に」の歌詞をそれぞれの方言で語る8言語域の語り手=13日、与論町砂美地来館

「手のひらを太陽に」の歌詞をそれぞれの方言で語る8言語域の語り手=13日、与論町砂美地来館

 2016年度「危機的な状況にある言語・方言」サミット奄美大会(文化庁、鹿児島県、与論町など共催)が13日、与論町砂美地来館であった。島内外の言語研究者らが参加。文化の多様性を支える言葉の役割や価値を考え、伝承方策について意見を交わした。国立国語研究所・言語変異研究領域の木部暢子氏は「残そうという意識が大切だ」と強調した。与論町の代表3人が「自分の地域の言葉を残し、共通語も方言も使う生活をしていこう」などとする大会宣言を読み上げた。