島唄あやまる会が発表会 奄美市名瀬

2020年03月04日

芸能・文化

観客も手踊りで盛り上がった、あやまる会発表会=1日、奄美市名瀬金久町

観客も手踊りで盛り上がった、あやまる会発表会=1日、奄美市名瀬金久町

 島唄教室「あやまる会(松山美枝子支部長)」の発表会が1日、奄美市名瀬のライブハウス「ASIVI」であった。3歳から社会人までの女子生徒約20人が出演。大島紬に身を包み、観客約50人の前で日ごろの練習の成果を発揮した。

 

 発表会は卒業で奄美大島を出る高校3年生の送別会を兼ねる。大島高校の卒業式を翌日に控えた政木花音さん、畠来莉朱さんも出演し、2人には花束が贈られたほか、最後は出演者全員で島唄「行きゅんな加那」を歌い別れを惜しんだ。

 

 あいさつで政木さんは「こんな大きな舞台に立つのは最後だと思う。あやまる会で貴重な体験をさせてもらえた」と感謝を伝え、畠さんは「来場してもらえてうれしい。島を出ても島唄を歌っていきたい」と声を詰まらせた。

 

後輩たちからお祝いを受け取る(右から)政木さん、畠さん

後輩たちからお祝いを受け取る(右から)政木さん、畠さん

 発表会は今回で3回目。松山支部長、平田まりなさんなどベテラン、若手の実力者も出演して島唄や新民謡で自慢ののどを披露した。未来の唄者候補のちびっ子たちも紬姿でステージに立ち、かわいらしい歌声で観客を和ませていた。