明治期の奄美社会知る/名瀬村青年会会則を寄贈

2016年08月03日

芸能・文化

重江さんが寄贈した「名瀬村青年会芦花部支会会則」(合綴本)=奄美博物館

重江さんが寄贈した「名瀬村青年会芦花部支会会則」(合綴本)=奄美博物館

 奄美郷土研究会の元事務局長の重江良彦さん(65)=奄美市名瀬芦花部=は7月、「名瀬村青年会芦花部支会会則」を奄美博物館に寄贈した。会則は明治後期に書かれた青年や婦人会の規則などをつづった15点の合綴(がってつ)本(合本)。博物館は「青年会、青年団の流れが奄美にも及んでいたことが分かる」と評価。明治以降の近代化施策と奄美の社会構造を考察できる貴重な史料だ。