津軽三味線、奄美島唄が競演 徳之島町60周年記念事業

2018年12月10日

芸能・文化

津軽三味線と島唄などを披露した「津軽三味線・奄美島唄日本一競演」=8日、徳之島町文化会館

津軽三味線と島唄などを披露した「津軽三味線・奄美島唄日本一競演」=8日、徳之島町文化会館

 徳之島町制施行60周年記念事業「津軽三味線・奄美島唄日本一競演」(同町文化会館主催)が8日、同館であった。津軽三味線全国大会、民謡民舞全国大会の優勝経験者ら4人が共演。力強い津軽三味線の演奏やトップレベルの唄声で聴衆を魅了した。

 

 4月の津軽三味線コンクール全国大会で初優勝した本田浩平さん、2011年度民謡民舞全国大会優勝の森田美咲さん、04年度民謡民舞少年少女全国大会を制した澤愛香さん、06年民謡民舞少年少女奄美連合大会で最優秀賞を獲得した指宿桃子さんが出演。森田さんの妹・葉月さんと黒潮太鼓の佐倉功一さんが賛助出演した。

 

 ステージは本田さんの「津軽小原節」で幕開け。振動を伝える駒を小指で押さえて繊細な音を出し、メリハリのあるばちさばきで盛り上げた。森田さんの「朝花節」に続き、澤さんと指宿さんが「島のブルース」など3曲を披露した。

 

 ステージの合間には津軽と奄美の三味線を比較した。本田さんが奄美の三味線を弾くなどそれぞれの三味線の魅力について議論を交わした。最後は6人でワイド節、六調を演奏して締めくくった。