豊作、集落繁栄願い八月踊り 奄美市笠利町佐仁

2019年09月08日

芸能・文化

老若男女が歌い踊り、熱気にあふれた佐仁1区の八月踊り=6日、奄美市笠利町

老若男女が歌い踊り、熱気にあふれた佐仁1区の八月踊り=6日、奄美市笠利町

 〇…旧暦8月のアラセツ(新節)を迎え、奄美大島各地で伝統の八月踊りが連日繰り広げられている。地域住民が家々を回ってにぎやかに踊りの輪を広げ、集落の繁栄と五穀豊穣(ほうじょう)を祈る。

 

 〇…奄美市笠利町佐仁の八月踊りは県指定無形民俗文化財。毎年旧暦8月最初の丙(ひのえ)のアラセツと、その後の壬(みずのえ)のシバサシに当たる日から各2日間、集落内の1区、2区に分かれて行われている。

 

 〇…佐仁1区(松崎文好区長)の八月踊りは6日夜、老若男女がチヂン(太鼓)や男女の唄の掛け合いに合わせて踊りを繰り返し、集落が熱気にあふれた。松崎区長(79)は「今年も初日から盛大にできてよかった。シバサシまで集落みんなで踊りを楽しみたい」と話した。