「もっともっと島を知って」 東北大名誉教授の石田さん講演 沖永良部高校立志塾

立志塾で石田さんの講演を聞く沖永良部高校の生徒ら=13日、同校

立志塾で石田さんの講演を聞く沖永良部高校の生徒ら=13日、同校

 【沖永良部総局】県立沖永良部高校(平井孝俊校長、生徒252人)の1、2年生を対象にした沖高立志塾が13日、同校体育館であった。郷土で活躍する人たちの講話を通して沖永良部島の新たな魅力や課題を見つけ、考える力を身に付けることなどが目的。第1回目のこの日は東北大学名誉教授で地球村研究所代表の石田秀輝さん(知名町)が講演。「もっと島を知り、島自慢ができる人になって」などと呼び掛けた。

 

 石田さんは過去に同校の生徒を対象に実施されたアンケート調査結果から「(一度島を出た後)島に帰りたくない」と答えた生徒に多かった理由として「都会の方が便利」や「島には仕事がない」といった意見を紹介。

 

 その上で「本当にそうか」と問題提起。これまでの研究結果を基に石田さんが考える島の魅力や、仕事や子育て環境での都会との比較について触れ、「島を離れるにしても、もっと自分たちの島のことをよく知ってほしい」と呼び掛けた。

 

 また石田さんは島をより良くするために▽食料やエネルギーなどいろいろなものを自足する▽島人が『島のすてき(魅力)』を学び直す―ことが必要とも話した。

 

 同校の立志塾は本年度全3回を予定。20日はコミュニティーカフェを運営する吉成泰恵子さんと和泊町職員の安田拓さん、7月4日は知名町長の今井力夫さんを講師に招く。