「身近な存在もっと知って」 松橋さんカエルの魅力熱弁 奄美図書館ならでは学舎

奄美大島の森にすむカエルの魅力について語った松橋さん=11日、奄美市名瀬

奄美大島の森にすむカエルの魅力について語った松橋さん=11日、奄美市名瀬

 県立奄美図書館の生涯学習講座「あまみならでは学舎」が11日、奄美市名瀬の同図書館であった。2020年度の3回目で、84人が受講。写真家の松橋利光さん(50)=神奈川県在住=が奄美大島の森にすむカエルたちの魅力を伝え、「奄美は希少な生き物が普通に見られる珍しい場所。身近な存在について知り、いつまでも人と自然の関係を保ってほしい」と語った。

 

 松橋さんは水族館の飼育係や出版社勤務を経てフリーカメラマンとして活動。著書に奄美大島にすむカエルの生態を紹介した写真絵本「奄美の森でカエルがないた」(アリス館)などがある。

 

 講演では、カエルに魅了され生息地に通い詰めた幼少期の思い出や、自身の考えるカエルの愛らしい表情やユニークな動き、それを伝えるために撮影で試行錯誤を繰り返したエピソードなどを披露。

 アマミイシカワガエルやオットンガエル、アマミハナサキガエルなど奄美大島に生息する9種のカエルを紹介し、写真とともにそれぞれの生態や魅力を熱く語った。

 

 松橋さんは撮影のため2000年に初めて奄美大島入り。今回は8日に来島して観察と撮影を行った。「前回よりも生息数が増えており喜ばしい」として、来場者へ「奄美は人と自然の距離が近い場所。身近に触れ合える存在としていつまでもこの環境と関係性を保ってほしい」と呼び掛けた。

 

 「カエルが大好き」という名瀬小学校3年の吉田柚唯君(8)は「オットンガエルが一番好きで、カエルについての本をたくさん読んでいる。紹介されたカエルはどれもかわいくて実際に見てみたいと思った」と話した。