「魅力PRに学生の力を」 高校生と町長が意見交換 天城町

高校生と森田町長らが町の未来像について語り合ったフレッシュトーク=21日、天城町役場

高校生と森田町長らが町の未来像について語り合ったフレッシュトーク=21日、天城町役場

 【徳之島総局】天城町の森田弘光町長と地元高校生の意見交換会「フレッシュトーク」が21日、同町役場で開かれた。町の第6次総合振興計画策定に向け、計画に若者の視点を取り入れようと初めて企画された。教育支援や観光振興、人口減少対策を中心に意見を交わし、魅力ある天城町の未来像を描いた。生徒から「情報発信に地元の高校生の力を活用してほしい」などの提案もあった。

 

 総合振興計画は行政運営の指針となる計画で、地方自治体が10年ごとに策定する。同町の第6次計画「AMAGI‐VISION」は2021年度~30年度の10年間。

 

 初めて開催されたフレッシュトークには、樟南第二高校に通う地元出身の生徒7人が招かれた。生徒たちは事前に▽卒業後も天城町に住みたいか▽人口増へ必要な取り組みは▽町内で就職したいか▽住環境、教育について▽観光振興について│などのアンケートを記入し、回答を補足する形で意見を述べた。

 

 商業科3年の太村凛之介さんは、授業の一環で作成したPR動画を紹介し「情報発信のために地元の高校生とコラボしてはどうか」と提案。他の生徒からも「SNS(会員制交流サイト)の流行やニーズはすぐに移り変わる。急いで行動を」「海だけじゃなく、山や川、滝などをもっとアピールして」などの意見があった。

 

 学習支援に関して「専門の指導員を配置するなど生徒の実力に合わせて少人数制で学べる仕組みを」「自由に使える自習室がほしい」などの要望のほか、町側へ「出した意見が反映されたのか分からず、政治に関心が持てない」という指摘もあった。

 

 森田町長は「高校生と直接語る機会はこれまでなかった。心強い提案もあり、これからも定期的につながりを持ちたい。町行政に関心を持ってもらえるよう、出された意見にきちんと返答できるよう努力していく」と述べた。