ふ化まで見守るよ 屋仁小、ウミガメ保護活動

ウミガメの卵をふ化場に移す児童=6月6日、奄美市笠利町(提供写真)

ウミガメの卵をふ化場に移す児童=6月6日、奄美市笠利町(提供写真)

 奄美市笠利町の屋仁小学校(外戸口浩春校長、児童18人)で5月6日、学校近くの海岸に産卵されたウミガメの卵の保護活動が始まりました。今年は6月6日までに3回の産卵を確認。児童たちは計362個の卵のふ化を見守っています。

 

 屋仁海岸は防波堤と海との幅が狭く、ウミガメの卵が海水につかりふ化しにくい環境です。屋仁小は奄美市から特別な許可を得て、2012年に校内にふ化場を設置。かえった子ガメを海に返す活動に毎年取り組み、今年で8年目を迎えました。

 

 本年度は5月6日にアカウミガメ121個、同22日にアオウミガメ120個、6月6日にアオウミガメ121個の卵を確認。児童たちは地域住民が見守る中、卵をたらいに入れ、産卵場から約100㍍の学校まで素早く運び、ふ化場に掘った穴へ優しく移しました。

 

 ふ化まで約2カ月。現在は5・6年生が中心になって気温や砂の温度の観測、表面への適度な散水に気を付けながら卵を世話しています。1回目の卵は7月上旬にふ化し、放流できる見込みです。

 

 奄美くろうさぎ留学生で6年の纐纈咲楽さん(12)は「初めてウミガメの卵を見ることができてうれしかった。放流するのが楽しみ」。同年の平島颯大君(12)は「保護している間はふ化場に水まきを毎日して、しっかり世話をしたい」。同年の南和花さん(11)は「小学校最後の年にアカウミガメとアオウミガメの両方とも来てくれてうれしい」と話していました。