ケンムンの絵本刊行 絵と文は永田萠さん担当

完成した絵本「ケンムンとぼくの夏」を手にする渡会長

完成した絵本「ケンムンとぼくの夏」を手にする渡会長

  奄美の森に住むといわれる妖精「ケンムン」をテーマにした絵本「ケンムンとぼくの夏」が10日、刊行される。色彩豊かな画風で知られ、国内外で活躍するイラストレーター・絵本作家の永田萠さん(京都市)が絵と文を担当。奄美大島を舞台に、都会からやってきた少年の目線で豊かな自然や暮らしを鮮やかに切り取った。A4判変型、36ページ、定価1400円(税抜き)。

 

 ㈱奄美大島開運酒造の創業者で宇検村にルーツを持つ渡博文会長=写真=が、奄美の子どもたちの支援を目的に設立した「渡博文ゆめ基金」事業の一環。渡会長は「昔は子どものしつけにケンムンがよく登場した。語り継がれるケンムン伝説に想像力を膨らませ、奄美の魅力を楽しんでほしい」と語った。

 

 物語は主人公の「ヒロくん」が宇検村でひと夏を過ごし、地域の古老たちからケンムンの話を聞いたり、奄美で出会った少年「ケンタ」と自然の中で遊んだりしながら成長していくという内容。

 

 永田さんが実際に訪れた海や山の風景が澄んだ色彩で描かれているほか、方言や踊り、固有の生き物なども盛り込んだ。巻末には全ページの英語訳も掲載している。

 

 奄美市内の書店などで購入できる。問い合わせは電話0120(52)0167渡博文ゆめ基金事務局。