サイエンスキャンプ始まる 喜界島サンゴ礁科学研究所

海辺の生き物を探す子どもたち=5日、喜界町小野津

海辺の生き物を探す子どもたち=5日、喜界町小野津

 国内のサンゴ礁研究者らで組織するNPO法人喜界島サンゴ礁科学研究所(渡邊剛理事長)主催の「サンゴ礁サイエンスキャンプin喜界島」が4日、始まった。島内外の小学生から高校生まで計42人が参加。6班に分かれ、それぞれのテーマに沿って実習や研究に取り組んでいる。7、8の両日は喜界島サンゴ礁科学シンポジウムがある。

 

 同研究所は、隆起サンゴ礁の喜界島を拠点にサンゴ礁をはじめ、海洋、地質、生物に関する研究を行い、自然科学の発展とその面白さを伝える活動をしている。サイエンスキャンプもその一環で、2015年スタート。4回目を迎え、より時間をかけ高度な研究を進める高校生を対象としたアドバンスドコースを開設した。

 

 参加者は①海洋環境とサンゴの成長②サンゴ礁の魚③喜界島の地質・水質④サンゴ礁の生き物⑤サンゴの化石発掘⑥サンゴ礁の無脊椎動物―の6調査チームで活動。大学などでサンゴ研究に取り組む研究者がサポートしている。

 

 2日目の5日は喜界町小野津の通称ハワイビーチ(あんなどぅまい)で海中のサンゴ調査や潮だまりの生き物調査などに取り組んだ。子どもたちは目を輝かせて、石をひっくり返してカニや貝などの生き物を記録したり、シュノーケルでサンゴや魚を観察したりしていた。

 

 東京都の小学6年生、江口胡夏さん(11)は生き物班に参加。「海が好きでサンゴのことが知りたくてキャンプに参加した。ヤドカリや魚を見ることができた。どんな魚がどこにどのくらいいるのかを知りたくなった」と笑顔で話した。

 

 調査後は研究や実験に取り組み、シンポジウムで成果を発表する。

 

 シンポジウムは喜界町塩道の喜界島サンゴ礁科学研究所である。こどもシンポジウムは7日午後3時~同6時、研究者講演会(ジオパークセッション)は8日午後2時半~同6時半。入場は無料。