ソテツ菓子「タチガン」づくりに挑戦 和泊町の国頭小

ソテツの実や黒糖を使ったお菓子「タチガン」作りを体験する児童ら=12日、和泊町の国頭小学校

ソテツの実や黒糖を使ったお菓子「タチガン」作りを体験する児童ら=12日、和泊町の国頭小学校

   和泊町の国頭小学校(脇田幸治校長、児童68人)で12日、郷土料理教室があった。3年生10人が、ソテツの実と黒糖を使ったお菓子「タチガン」を作り、工夫を凝らして食糧難を乗り切った先人の知恵を学んだ。

 

 料理教室は、食糧難の時代に沖永良部島の人たちの命をつないだと伝えられるソテツについて学ぶ同校の郷土学習の一環。今回は国頭の田畑孝子さん(72)と佐々木鐵雄さん(72)が講師を務めた。

 

 児童は、有毒成分を取り除いて粉末状にしたソテツの実を水に溶き、黒糖と塩を入れたお湯と混ぜ、タチガンのもとになる薄茶色のペーストを作った。「甘い匂いがする」「色が変わってきた」などと声を掛け合いながら作業し、最後はペーストを冷蔵庫で冷やして固めるため、バットに入れた。

 

 タチガンを試食した3年生の葉棚あいかさん(8)は「初めて食べた。餅みたいで甘くておいしかった。こげないようにタチガンを混ぜるのが難しかったけど、上手にできた。家で作り方を妹に教えたい」と話していた。

 

 13日には、ソテツの実を使ったソテツがゆも作り、保護者らと試食する予定。