リュウキュウアユ守る活動で住用小が全国表彰

産卵場整備などリュウキュウアユを守る活動=2017年11月1日、奄美市住用町役勝川

産卵場整備などリュウキュウアユを守る活動=2017年11月1日、奄美市住用町役勝川

  奄美市住用町の住用小(富林弘智校長、児童18人)の「リュウキュウアユの観察・保護活動」が2017年度全国野生生物保護実績発表大会(環境省など主催)で奨励賞を受賞した。表彰伝達式が16日、同校であり、同市の要田憲雄教育長から表彰状が贈られた。

 

 大会は、子どもたちが野生生物の調査や保護活動を通して得た経験や成果を発表し、野生生物保護への関心と理解を深めようと開催している。52回目の本年度は全国から23団体の応募があった。

 

 同校は地元を知り郷土愛を育もうと、2006年から校区内の役勝川に生息するリュウキュウアユの観察会や産卵環境の整備などの保護活動に取り組んでいる。大会では12年度に日本鳥類保護連盟会長賞を受賞した。

 

 今回は、同市住用の地域イベント「すみようふれあいフェア」(奄美市住用総合支所主催)での啓発活動なども発表内容に盛り込んだ。

 

 4年生の知花幸天裕くん(10)は「印象に残っている活動は、川底の土をほぐして、リュウキュウアユが産卵する場所をつくったこと。これからもごみ拾いなどをして川をきれいにしたい」と話した。

 

 天然のリュウキュウアユは現在、奄美大島にのみ生息している。沖縄本島にもいたが、急速な開発などに伴う生息環境の悪化で1970年代に絶滅。奄美大島の個体を活用して再生を図っている。奄美大島でも赤土流出などで生息数が激減した。環境省のレッドリストで、ごく近い将来絶滅の危険性が極めて高い絶滅危惧ⅠA類に分類され、県は条例で希少種に指定して保護している。

奨励賞を受賞した住用小学校の児童ら=16日、住用小学校

奨励賞を受賞した住用小学校の児童ら=16日、住用小学校