人型ロボ使い防災教室 徳之島町花徳小

人型ロボット「ペッパー」から津波について学ぶ児童たち=5日、徳之島町花徳小学校

人型ロボット「ペッパー」から津波について学ぶ児童たち=5日、徳之島町花徳小学校

 徳之島町立花徳小学校(石川雅実校長、児童34人)で5日、ソフトバンクの人型ロボット「Pepper(ペッパー)」を使った防災教室があった。SDGs未来都市に選定されている茨城県つくば市の竹園東小学校と和歌山市の砂山小学校の2校とオンラインでつなぎ、津波について学習。児童はペッパーと共に楽しみながら、命を守る避難行動の大切さを学んだ。

 

 ソフトバンクは2018年度から、気象庁監修の下でペッパーが補助教師を務める防災教育を約800校で実施している。今回の防災教室は徳之島町教育委員会が主催。ペッパーを活用した防災教室で他校をオンラインでつなぎ、津波に関する授業を行うのは全国で初めて。花徳小は全校児童の34人、砂山小は6年生70人、竹園小は5年生32人が参加した。

 

 ペッパーは11年の東日本大震災で津波被災した写真などを示し、津波の破壊力や陸地への到達の速さなどの特徴を解説。1960年のチリ地震で、震源地から約1万7000㌔離れた日本でも津波が観測された事例を踏まえ「遠くで起きた地震でも津波が来ることがある」と注意を促した。

 

 また、津波の発生を知る方法として、防災無線やテレビの津波警報などを紹介。津波が発生する可能性がある時は「自分は大丈夫と思わずに、警報が解除されるまでできるだけ高い所に逃げて。周りに流されずに逃げる勇気を持ち、自分のことは自分で守ろう」と呼び掛けた。

 

 3校の児童は、地震の特徴や被害に遭わないための行動などについて互いに意見を発表し交流を深めた。

 

 花徳小5年の武大豊君(11)は「津波は人が走るより早く、繰り返し来ることを学んだ。地震があったら高い所にすぐ避難して、自分の命を守りたい」と話した。