伝統の稲作をバトンタッチ 6年生と在校生で種まき 龍郷町立秋名小

4月に行う田植えに向けて、全員で協力して種まき作業をする秋名小の児童ら=3日、龍郷町

4月に行う田植えに向けて、全員で協力して種まき作業をする秋名小の児童ら=3日、龍郷町

  校区に奄美最大の田袋がある龍郷町の秋名小(平田郁夫校長、児童22人)で3日、稲づくりのための種まきが行われた。新年度に行う田植えに向けた作業。卒業を間近に控えた6年生6人が各班をリードし、学校の伝統行事のバトンを引き継いだ。

 

 種まきは秋名小の「田袋物語(1年を通した稲づくり学習)」のスタート。昨年は新型コロナウイルスの影響で休校となったため職員だけで実施し、児童による種まきは2年ぶり。この日は稲づくりに慣れた地元住民も協力した。

 

 児童らは新聞紙を敷いた育苗用の箱に土を入れて水を掛け、均等になるよう種をまいた。上から土を被せて板で抑え、最後にたっぷりと水を掛けた。

 

 種まきは今回が初体験だった2年の重山湊君(8)は「(6年生らが)分かりやすく教えてくれた。楽しかった」と笑顔。

 

 6年生の村崎壽吏(ことり)さん(12)は「小学校生活の最後にした種まきだから、しっかり育ってほしい」と期待を込め、後輩たちに後を託した。

 

 6年生の思いも詰まった種は約1カ月かけて成長し、4月に学校近くの田んぼで田植えを行う。