住用小、リュウキュウアユ保護で2年連続全国表彰

奨励賞を受賞した住用小学校の児童ら=26日、住用小学校

奨励賞を受賞した住用小学校の児童ら=26日、同小学校

 奄美市立住用小学校(富林弘智校長、児童15人)のリュウキュウアユの保護活動が第53回全国野生生物保護実績発表大会(環境省など主催)で奨励賞を受賞した。奨励賞の受賞は2年連続。26日、奄美市の要田憲雄教育長が同校で表彰状を伝達した。

 

 大会は、子どもたちが野生生物の調査や保護活動を通して得た経験や成果を発表し、野生生物保護への関心と理解を深めようと開催している。

 

 同校は2006年から環境教育の一環で、校区内の役勝川に生息するリュウキュウアユの観察会や産卵場の整地活動などに取り組んでいる。本年度は保護者らも一緒に整地作業に取り組んだことなどを報告書に盛り込んだ。

 

 同校は、12年には同大会で日本鳥類保護連盟会長賞、17年にコカ・コーラ環境教育賞の活動表彰部門で優秀賞を受賞している。

 

 3年生の川内蓮斗君(9)は「卵を探して観察する活動が印象に残っている。リュウキュウアユを守るためにすみやすい環境をつくっていきたい」と話した。

 

 天然のリュウキュウアユは奄美大島だけに生息している。かつては沖縄本島にもいたが、急速な開発などに伴う生息環境の悪化で1970年代に絶滅。奄美大島の個体を活用して定着を図っている。奄美大島でも赤土流出などで生息数が減り、環境省のレッドリストで絶滅危惧ⅠA類に分類。県は条例で希少種に指定して保護している。

川底を耕してリュウキュウアユの産卵環境を整える児童ら=2018年10月28日、奄美市住用町

川底を耕してリュウキュウアユの産卵環境を整える児童ら=2018年10月28日、奄美市住用町