児童の安全確保に尽力 大臣表彰発表以降も奉仕活動 伊仙町・面縄小PTA

正門前で立哨し、登校する児童の安全確保に努める面縄小PTAの会員と児童会企画委員会のメンバーら=28日、伊仙町面縄

正門前で立哨し、登校する児童の安全確保に努める面縄小PTAの会員と児童会企画委員会のメンバーら=28日、伊仙町面縄

 【徳之島総局】文部科学省の2019年度学校安全ボランティア活動奨励賞(大臣表彰)を受賞する、伊仙町の面縄小学校PTA(飯田克己会長、PTA戸数77戸)。受賞が発表された16日以降も、学校と連携して登校する児童の安全確保に努めている。

 

 同賞は学校安全運動に関して家庭や地域、関係機関・団体と密接に連携し、実践的なボランティア活動を10年以上実施して子どもの安全・安心な学校教育活動に貢献していることが要件。奄美からの受賞は4例目。

 

 面縄小PTAは2002年から会員による登校時間の児童への声掛け立哨を続け、今年から毎週2回に活動回数を増やした。また通学路の県道沿いに交通安全を呼び掛ける手作り看板を設置したほか、校区内の危険箇所を年2回点検し、安全・防災マップを作成するなど、児童の安全確保に取り組んでいる。

 

 県道に面した同校正門前は制限速度が時速40キロだが、直前にある下り坂の影響もあり速度超過で進入する車両が散見される場所。見通しも悪く一部では歩道もないため、運転手への安全運転の啓発が課題だった。

 

 校内で解決策を検討したところ、同校児童会の企画委員会に所属する5・6年生の委員8人が1月から、毎週2回あいさつ運動を始めた。同校の帖地博之校長は「児童が立哨する姿を見て、減速するドライバーが増えた」と手応えを述べた。

 

 28日は午前7時半ごろから、PTAと企画委の児童合同で立哨活動を実施。登校する児童の安全確保に一役買った。

 

 帖地校長は「PTA活動の実績が認められ、受賞は大変光栄。受賞を契機に一層、児童の安全確保に取り組みたい」と述べ、飯田会長(52)は「児童の安全を第一に活動を続けてきた結果の受賞でうれしい。今後も会員と協力して取り組みを継続していく」と話した。

 表彰式は11月21日、埼玉県さいたま市で開かれる全国学校保健・安全研究大会で行われる。