児童生徒の学力向上へ 連携し指導方法改善図る 県大島教育事務所

モデル授業の内容を話し合う算数・数学部会=26日、奄美市名瀬

モデル授業の内容を話し合う算数・数学部会=26日、奄美市名瀬

  奄美群島の小、中学校が連携して学力向上に取り組む「2018年度大島地区コアティーチャーネットワークプロジェクト」の研修会が26、27の両日、奄美市名瀬の奄美会館であった。参加した教員らはモデル授業づくりなどを通して学習指導の内容や方法の改善に取り組んだ。

 

 プロジェクトは15年度に始まり4年目。地元の高校との連携も進めるため、26日は大島高校、奄美高校の教職員による高校生の学力の現状についての講話もあった。

 

 県大島教育事務所が主催。本年度は小、中学の教員それぞれ15人ずつ計30人が参加。国語、算数・数学、外国語活動・英語の3部会に分かれ、8月の「大島地区オープンサポート教科フォーラム」(県大島教育事務所主催)に向けてモデル授業の指導案をそれぞれ作成した。

 

 モデル授業のテーマは「確かめ、見届け」。各教科とも児童生徒が自分の考えを発表したり、書いたりしてまとめられる機会をつくり、学習内容を確かめられるように工夫した。

 

 高校生の現状については2高校の教職員計7人が講話した。高校側は基礎学力が身に付いておらず、記述式の問題が苦手な生徒がいると指摘。18年度県公立高校入学者選抜学力検査の問題内容を基に、小、中学生に求める学力を教科別に示した。

 

 瀬戸内町の古仁屋中学校の中辻文宏数学教諭(35)は「小学校や高校での授業の様子が聞けてよかった。児童生徒が学ぶ意欲を持てる授業づくりをこれからも考えていきたい」と話した。

 

 大島地区オープンサポート教科フォーラムは8月24日、奄美市の名瀬小学校を主会場にある。モデル授業はインターネットを通じて群島内5会場に配信し、地区内の教員らに公開。テレビ会議システムを利用して授業内容について教員間で意見交換し、内容の充実を図る。