博物館がやってきたin喜界町

ムササビの剥製を興味深く観察する喜界中の生徒=27日、喜界町役場コミュニティーセンター

ムササビの剥製を興味深く観察する喜界中の生徒=27日、喜界町役場コミュニティーセンター

 鹿児島県立博物館(鈴木敏之館長)の移動博物館事業「博物館がやってきたⅰn喜界町」が、26日から喜界町役場コミュニティーセンターで開催されている。会場には鹿児島の天然記念物や貴重な生物の剥製、喜界島の動植物などの自然資料、恐竜の化石などが展示され、訪れた小中学生らが興味深そうに見入っていた。29日まで。

 

 移動博物館は、郷土の自然環境への理解を深め、科学する心を育むことなどを目的に毎年実施している。喜界町での開催は8年ぶり3回目。生物や鉱物の標本、写真など約5400点を展示しているほか、期間中は工作や実験などの体験活動も行われる。

 

 27日は、早町小学校や喜界中学校の児童生徒が見学に訪れた。液体窒素を使った実験もあり、膨らませた風船が液体窒素で冷やされるとしぼみ、液体窒素から取り出すと元の姿に戻る不思議な現象を見て、「すごい」と声を上げる生徒もいた。

 

 動物の剥製を見学していた喜界中学校の渉花咲さん(13)は「毛の色合いなど近くで見ないと分からないことがあると思った。ムササビがかわいかった」と話していた。博物館の鈴木館長は「みんな熱心に見ている。地元の方から外来種の情報なども得ることができ、ありがたい。見学に来た子どもたちには家庭で移動博物館の話をしてほしい」と語った。