古仁屋高校で地元就職ガイダンス

9事業所が参加した古仁屋高校の地元就職ガイダンス=15日、瀬戸内町

9事業所が参加した古仁屋高校の地元就職ガイダンス=15日、瀬戸内町

 瀬戸内町の県立古仁屋高校(大山良一校長)は15日、校内で地元就職ガイダンスを開いた。若者の島外流出に歯止めがかからない中、新卒者やUターン者の地元就職を後押ししようと初めて企画した。1、2年生64人に対し、町内9事業所の同校卒業生らがそれぞれの業務内容を説明、「島での就職を視野に入れてほしい」などと語った。

 

 参加事業所は同校卒業生の採用実績があり、かつ町内に事務所を構える建設会社、役場、郵便局、自衛隊、特別養護老人ホーム、金融機関、医療機関、養殖場、県警。

 

 職員は自らの志望動機や就職までの経緯、各事業所の待遇、仕事のやりがいなどを語った。特老施設長は同校卒業生を対象にした奨学金制度を紹介し、活用を促した。

 

 生徒の多くは、進学・就職にかかわらず進路分野を迷っている段階。2年生の求寛樹さん(17)は「地元の事業所の話を聞いたのは初めて。進路選択の参考にしたい」、富永美玲さん(17)は「介護施設の奨学金制度に関心を持った」などと話した。

 

 瀬戸内町に支店のある丸福建設㈱(本社・鹿児島市)の向稔生総務部長は「鹿児島の高卒者の多くは、地元にどんな会社があって、どんな仕事をしているのか知らないまま県外に出ていく。少子化もあって人材の確保は年々厳しさを増している。高校1、2年生を対象にしたガイダンスは、新卒者の獲得にとどまらず、将来的なUターン者の採用にもつながる取り組みだと思う」と語った。