古仁屋高校で学びませんか? 地域みらい留学フェスタ

留学を希望する中学生や保護者に古仁屋高校と瀬戸内町をアピールする関係者=24日、東京都品川区

留学を希望する中学生や保護者に古仁屋高校と瀬戸内町をアピールする関係者=24日、東京都品川区

 全国地域みらい留学ネットワーク主催の「地域みらい留学フェスタ2018―公立高校進学における、もうひとつの選択肢」(文科省、総務省、内閣府後援)が24日、東京都内であった。瀬戸内町の県立古仁屋高校(大山良一校長)が初めてブースを開設し、遠隔地の高校進学を希望する首都圏在住の保護者や生徒に学校と地域の魅力をアピールした。

 

 フェスタには全国から入学生を募集している北海道から沖縄までの公立高38校が参加。生徒や保護者ら約600人が来場した。

 

 古仁屋高の本年度の新入生は28人。近年で最も少なく、生徒数の確保が課題となっている。フェスタでは「本気!古仁屋」と題したパンフレットを配布。大山校長と松元拓也教務主任が高校の特色や教育カリキュラムなどを説明。瀬戸内町企画課の岩元宝主事補が地域の特色と「ふるさと留学助成金」をはじめとした行政の協力体制をアピールした。

 

 1人で会場を訪れた都内の中学2年女子生徒は「古仁屋高校の読み方も分からなかったが、先生方が丁寧に説明してくれた。今回参加している高校には、第2外国語や専門知識と技術を学べる学校もある。快適な寮が整備されているかも学校選びのポイントになる」と話した。

 

 埼玉県から来場した親子は「補助金や助成制度についても詳しく説明を受けた。LCC(格安航空会社)が奄美には飛んでいるようだけど、教育も大切、家計も大切」と留学へのハードルを語った。

 

 大山校長によると、古仁屋高のホームページが主催者の目にとまったのが参加のきっかけ。「前日は大阪でも説明を行った。多数の来場者とその真剣さに驚いている。課題が浮き彫りになった事も大きな収穫」と手応えを語った。

 

 松元教務主任は「限られた時間の中、約30組の保護者や生徒と面談した。10組から熱意と手応えを強く感じた。他校の取り組みから学ぶことも多い。希望者の声に真摯に耳を傾ける必要を感じた」と振り返った。

 

 会場で人気を集めていたのは遠隔地の生徒受け入れ実績がある島根県の浜田水産高や沖縄県の久米島高。寮や寄宿舎の整備など自治体のサポートが充実している点や地域の自然を活かした教育カリキュラムに関心が寄せられていた。浜田水産高は全校生徒146人中33人、久米島高校は229人中26人が県外留学生だという。