嘉原さんに文科大臣表彰=子どもの読書活動推進

子どもの読書活動実践で文部科学大臣表彰を受けた嘉原カヲリさん(右)=23日、東京渋谷区代々木の国立オリンピック記念青少年総合センター

子どもの読書活動実践で文部科学大臣表彰を受けた嘉原カヲリさん(右)=23日、東京渋谷区代々木の国立オリンピック記念青少年総合センター

 「2018年度子どもの読書活動推進フォーラム」(文部科学省など主催)が23日、東京・渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センターであり、子どもの読書活動の実践で優れた成果を上げたとして、奄美市名瀬の元保育士、嘉原カヲリさんが文部科学大臣表彰を受けた。

 

 子どもが積極的に読書活動を行う意欲を高めた学校や団体個人を表彰した。本年度の個人の受賞は全国で6人、鹿児島県からは嘉原さんだけだった。

 

 文部科学省は嘉原さんの表彰理由について、▽大島地区の図書館や保育園、学校などと連携し、研修会などを開催し、教材製作にも積極的に取り組んだ▽奄美各地に伝わる「民話」「わらべ歌」などを調査・発掘し、伝統文化を子育ての中に位置付けた―ことなどを挙げた。

 

 表彰式で文部科学省生涯学習局の土肥克己青少年教育課長から表彰状を手交された嘉原さんは「関係者や周囲の協力と支援で30年以上活動を続けることができた。私一人の受賞ではなく、地域の皆様に感謝申し上げたい」と話した。

 

 その上で「先祖が伝え続けてきた奄美の言葉や風習を次世代にもしっかりとつなげたい。目を輝かせながら本と向き合い、話に耳を傾けてくれる子供たちの姿が私の励み」と述べ、今後の活動への意欲をのぞかせた。