地域課題、若者の視点で探求 大島北高

来場者から話を聞く生徒(中央)=9月30日、奄美市笠利町の大島北高校

来場者から話を聞く生徒(中央)=9月30日、奄美市笠利町の大島北高校

 奄美市笠利町の大島北高校(下髙原涼子校長)で9月30日、総合的な探求の時間「アマンDay」のポスター中間発表があった。2年生45人が、奄美の世界自然遺産登録や大島紬、離島医療など、奄美の未来を考える課題について調べた内容を発表。1年生や同校教諭、調査に協力した地域住民からの質問や助言を聞いた。

 

 アマンDayでは2年生が12グループに分かれ、年間を通して各テーマへの探究活動を行っている。この日は、各グループが同校体育館にこれまでの成果をまとめたポスターを掲示。来場者が各グループを回って生徒の発表を聞いた。

 

 「若者は地域行事に参加しない?!」をテーマに、その理由や参加者を増やすための課題を調査したグループの福島七海さん(16)は、来場者からの意見を聞き、「生徒にアンケート調査を行ったが、結果の分析が足りないと分かった。今後深めていきたい」と改善点に気付いた様子。

 

 「パッションフルーツの消費量アップ」を課題にしたグループの牧野響暉さん(17)は「果肉と一緒に口に入れる種が苦手な人に、種にどのような栄養があるのかを説明できればとの指摘があったが、そこまでは調べてなかった。調査を通して、いろんな食べ方を自分たち自身が知ることができたのはよかった」と感想を語った。

 

 発表を聞いた同町の勝眞一郎さん(56)は「地域ならではの課題に取り組み、若者らしい視点が面白かった。もっとデータを基にした分析ができればよりよくなると思う」と話した。