大島北高生、奄美図書館で報告

集落の古老たちに聞き書きをした活動を発表する大島北高聞き書きサークルの生徒たち=24日、県立奄美図書館

集落の古老たちに聞き書きをした活動を発表する大島北高聞き書きサークルの生徒たち=24日、県立奄美図書館

 県立奄美図書館の生涯学習講座「あまみならでは学舎」が24日、奄美市名瀬の同図書館であり、県立大島北高の聞き書きサークルが「シマ(集落)に学ぶ」と題して活動報告を行った。集落の古老を訪問し、幼少期の記憶や戦時中の体験談などを聞き取り、文字と映像にまとめて発表した。市民ら53人が参加し、高校生の取り組みに耳を傾けた。

 

 聞き書きサークルは2014年に発足。同校のOBで奄美の考古学研究に尽力した故中山清美氏が指導して始まった、同校の教育活動。今年度は新型コロナウイルスの影響で活動を自粛したため、昨年度の活動を報告した。

 

 生徒たちは、高齢者が戦時中に体験した家を焼かれた話や食糧難の苦しい思い出、若い世代に八月踊りを継承していってほしい、という願いなどを聞き取り、「昔何があったのか学び、将来に生かしたい」と結んだ。聞き取りを音や写真、映像でまとめた「デジタルストーリーテリング」と呼ばれる手法でまとめた作品も紹介された。

 

 発表を聞いた大和村の女性(71)は「若い人が高齢者に話を聞きに行くということ自体がすごい。大事な活動だと思う。感動した」と話していた。