奄美の多様な生き物学ぶ 服部さんが講話 篠川小中学校

世界自然遺産を目指す奄美の生き物を紹介した服部さん=17日、瀬戸内町の篠川小中学校

世界自然遺産を目指す奄美の生き物を紹介した服部さん=17日、瀬戸内町の篠川小中学校

  瀬戸内町の篠川小中学校(中原誠校長、児童生徒14人)で17日、元東京大学医科学研究所特任研究員で農学博士の服部正策さんを招いた講話があった。児童生徒らは世界自然遺産登録を目指す奄美の多様な生き物の価値や面白さを学び、自然の大切さを再認識した。

 

 鹿児島県の「みんなの森づくり県民税」を活用した森林(もり)の体験活動支援事業の一環。奄美の自然について学び、世界自然遺産登録後の将来の姿を考えてもらおうとPTAが主催した。

 

 服部さんは講話で、アマミノクロウサギやアマミトゲネズミ、ケナガネズミなど、奄美や沖縄の代表的な生き物を紹介。南西諸島が大陸から分かれて、それぞれの島に残った動植物が独自の進化を遂げたとして、「世界に仲間がいない、独特の生き物がいるから世界自然遺産の候補地になっている」と説明した。

 

 毒蛇ハブも、すんでいる島によって色や形、性格などが異なると説明。児童生徒らは服部さんが持参したハブの皮や牙のほか、奄美の希少な昆虫などの標本を興味深そうに観察していた。

 

 4年生の昌谷友佳さん(9)は「知らない動物がいっぱいいることに気付いた。ハブのことももっと知りたい」と話した。