宮元さん、県内初の「4冠」 全国家庭科技術検定 奄美高校

全国高校家庭科技術検定で4冠王の宮元さん(前列中央)と3冠王の生徒たち=2日、奄美市名瀬の奄美高校

全国高校家庭科技術検定で4冠王の宮元さん(前列中央)と3冠王の生徒たち=2日、奄美市名瀬の奄美高校

  県立奄美高校(堀之内尚郎校長)の家政科3年、宮元乃愛さん(18)が1月末までに、全国高校家庭科技術検定の4種目で1級に合格する「4冠王」に輝いた。県内初の快挙で、宮元さんは「実技が難しくてあきらめそうになったときもあったが、親や友人らの支えもあり、合格できた」と笑顔を見せた。

 

 同検定試験は年2回。被服製作の和服と洋服、食物調理、保育の4種目の4~1級で筆記と実技がある。中でも合格が難しいとされる保育の1級実技試験は家庭看護や音楽・リズム表現など4項目あり、専門知識と幅広い技能の両方が求められる。

 

 宮元さんは小宿中時代の職場体験で保育士になりたいと決めた。将来に生かそうと高校1年のときから検定に挑戦。1級合格を目指すクラスメートと一緒に教諭らのアドバイスを受けながら放課後や土日も学校で勉強し、実技の練習を重ねた。

 

 同科の西美幸教諭も「宮元さんは苦手なことにもコツコツと挑戦し、同級生にもいい刺激となっている。全種目で1級を達成できたのは本人の努力のたまもの」と述べた。

 

 宮元さんは卒業後、鹿児島女子短期大学で保育などの専門知識を学び、保育士の資格取得を目指す。「資格を取って将来は奄美に戻り、子どもたちから頼られる人になりたい」と抱負を語った。

 

 同校家政科からは、宮元さんのほか、3年生6人が保育を除く3種目で1級の「3冠王」を取得した。宮元さんを除く3冠王達成者は以下の通り。(敬称略)

 岩越愛、大崎風香、鈴木葵、仲田憂雅、松元菜々美、山下美沙樹