家庭児童相談増、養育環境や虐待 奄美市、青少年育成会議で報告

関係機関団体の取り組みなどが報告された奄美市青少年育成市民会議=30日、奄美市名瀬

関係機関団体の取り組みなどが報告された奄美市青少年育成市民会議=30日、奄美市名瀬

  奄美市青少年育成市民会議(会長・要田憲雄教育長)の会合が30日、奄美市役所5階大会議室であった。新規委員へ委嘱状を交付し、関係機関団体がそれぞれの取り組みを報告。連携を強化し、青少年の健全育成に取り組むことを申し合わせた。

 

 同会議は行政や警察、自治会、PTAなどの委員28人で構成。奄美市いじめ問題対策連絡協議会も兼ねて開催している。

 

 要田教育長(代読)は「情報共有と相互連携を一層強化し、子どもたちにとっての行きたい学校、帰りたい家庭、住みたい地域の実現へ協力を切に願う」とあいさつした。

 

 活動目標は▽青少年健全育成事業の充実▽非行防止▽郷土を愛する心の育成―など。推進事項に▽地域ぐるみで青少年を見守る環境づくり▽家庭の教育力の向上▽青少年の社会参加―など4項目を掲げた。

 

 市教委は児童生徒のインターネット利用の実態について説明。ネット依存やネット犯罪、ネットいじめやトラブルが今後の課題とし、情報モラルの向上に向け作成した「携帯・スマホ等10のルール」を紹介した。

 

 市福祉政策課は家庭児童相談室への相談状況を報告。相談件数は年々増加傾向にあり、2019年度は養育環境や虐待、不登校など延べ529件(前年度436件)の相談があった。

 このほか、県大島児童相談所は管内における相談の概況を説明。青少年育成に関する県の取り組みの紹介などもあった。