宿泊学習でケイビング体験 知名中1年

2019年05月25日

子ども・教育

ケイビングを体験する生徒ら(沖永良部島ケイビングガイド連盟提供)=22日、知名町

ケイビングを体験する生徒ら(沖永良部島ケイビングガイド連盟提供)=22日、知名町

自分で磨いたヤコウガイを手に笑顔を見せる生徒ら=23日、和泊町

自分で磨いたヤコウガイを手に笑顔を見せる生徒ら=23日、和泊町

  【沖永良部総局】知名町立知名中学校(神田良文校長)の1年生49人は22、23の両日、島内で集団宿泊学習を行った。初日は知名町の洞窟でケイビング、2日目は宿泊先の和泊町研修センターでヤコウガイアクセサリー制作を体験。島の自然や文化に触れる活動を通して友達との絆を育み、集団行動の大切さを学んだ。

 

 ケイビング体験は、沖永良部島ケイビングガイド連盟のガイドが案内役を務め、生徒は6人ほどのグループに分かれて、各グループ約40分間の洞窟探検を楽しんだ。

 

 ほとんどの生徒がケイビングは初体験。川村明愛さん(13)は「沖永良部島にこんなにきれいな場所があるなんて知らず驚いた」と感激していた。

 

 アクセサリー制作に使ったヤコウガイは、知名町の島魚料理店「海邦丸」の草部邦彦さんが無償で提供し、町内の住民らが講師を引き受けた。

 

 ヤコウガイを電動工具で荒削りした後、生徒らが紙やすりを使って、貝が虹色に輝くまでひたすら磨き続けた。

 

 友人らと車座になって談笑しながら、作業に取り組んでいた鍋田歩睦さん(12)は「単純作業できついけど、出来上がりが楽しみ」と話した。