實さん、四冠王に 家庭科技術検定で 三冠王も6人 奄美高校

全国高校家庭科技術検定四冠王を達成した實さん(下段中央)と三冠王を達成した生徒たち=26日、奄美市名瀬の奄美高校

全国高校家庭科技術検定四冠王を達成した實さん(下段中央)と三冠王を達成した生徒たち=26日、奄美市名瀬の奄美高校

 奄美市の県立奄美高校(宇都尚美校長)家政科3年の實真凜さん(18)は、今年度の全国高校家庭科技術検定4種目で1級に合格する「四冠王」に輝いた。同校では昨年に続き2人目。

 

 県内取得者は5人という栄冠を手にした實さんは「実技などが難しく、くじけそうになったときもあったが、仲間の励ましと先生の支えもあって達成できた」と喜びを語った。

 

 同検定は被服製作の和服と洋服、食物調理、保育技術の4種目の4~1級で、4級から順に合格しないと上の級は受験できない。試験は年2回あり、1年から昇級していかないと3年までに全取得は難しいとされる。

 

 保育士を目指している實さんは、将来に生かそうと1年時から挑戦。学校の勉強や課題研究をこなし、部活動のソフトボールにも取り組みながら1級合格を目指し努力を重ねてきた。

 

 特に合格が難しいとされる保育技術は、音楽・リズム表現、造形表現、言語表現、家庭看護の4項目があり、高い専門技術も求められる。實さんを指導してきた河野聡子教諭は「苦手な部分にも諦めずに取り組み、全種目1級という目標を達成できた。これまでの成果を生かし将来の夢に向かって頑張ってほしい」と教え子の頑張りをたたえた。

 

 實さんは高校卒業後は奄美看護福祉専門学校に進み、保育士資格取得を目指す。「まだここは通過点。専門学校で知識を身につけ、将来は奄美で子どもたちに夢を与えられるような保育士」になりたいと語っていた。

 

 奄美高校家政科では保育を除く3種目で1級に合格した「三冠王」を6人が取得したほか、商業科・情報処理科でも日商簿記検定2級、全国商業高校(全商)主催の6種類の検定で1級を取得するなど多数の合格者が出た。主な検定合格者は以下の通り(敬称略)

 

 ▽全国高校家庭科技術検定三種目1級 泉沙弥、盛宮杏樹、武美咲、中督唯愛、横井まかな、田畑鈴▽日商簿記2級 伊村武蔵、佐仮明日香▽全商英語検定1級、ITパスポート 福原茉巴▽全商検定1級6種目 加誠仁、渡月斗