当時に思いはせ鳥描く 一村キッズクラブ活動

アカショウビンをスケッチした一村キッズクラブの会員ら=18日、奄美市名瀬の一村終焉家屋

アカショウビンをスケッチした一村キッズクラブの会員ら=18日、奄美市名瀬の一村終焉家屋

 奄美の自然などを描いた画家・田中一村をしのび学ぶ「一村キッズクラブ」は18日、奄美市名瀬の一村終焉(しゅうえん)家屋で鳥のスケッチなどに取り組んだ。動植物を好んで描き続けた当時の一村に思いをはせながら、黙々と筆をふるい作品を仕上げた。

 

 クラブは昨年、一村の命日(9月11日)を前に発足した。県奄美パーク・田中一村記念美術館が主宰し、会員は現在、小中学生17人。毎月、有志の顕彰団体「一村会」が管理する一村終焉家屋や周辺の清掃と合わせて、スケッチや散策などを行っている。

 

 18日は会員と保護者ら7人が参加。清掃活動後、家屋内でアカショウビンのスケッチに挑戦した。美術館の有川幸輝学芸専門員(45)は「木にとまって鳴き、空を飛び、水に飛び込む姿を具体的にイメージし、生き生きと描いてほしい」と助言した。

 

 参加者は写真や一村の原画などを参考にしつつ、鉛筆と水彩絵の具で描いた。朝日中美術部3年の井口響さん(14)は「今まで鳥の絵をあまり描いたことがなく、羽毛の繊細さを表現するのが難しかった。色は微調整を重ねて本物に近づけた」と語った。