成瀬さん国際大会前にプレゼン 龍郷町

国際大会を前に、「地域資源の活用による奄美の過疎対策」をプレゼンする成瀬さん=8日、龍郷町りゅうがく館

国際大会を前に、「地域資源の活用による奄美の過疎対策」をプレゼンする成瀬さん=8日、龍郷町りゅうがく館

 高校生国際シンポジウムで最優秀グランプリを受賞し、国際大会に出場する成瀬茉倫さん(大島北高校3年)の壮行会が8日、龍郷町りゅうがく館であった。成瀬さんの発表テーマは「地域資源の活用による奄美の過疎対策」。国内大会(1月)よりもさらにレベルアップしたプレゼンを披露。島唄や文化、コミュニティーづくりなど奄美に根付く「目に見えない地域資源『結い』」を生かした地域活性化を提唱した。

 

 壮行会は成瀬さんが暮らす芦徳集落と、龍郷町でつくる実行委員会が主催。大島北高校、阿室校区活性化対策委員会など町内外の約120人が出席した。

 

 成瀬さんのプレゼンは英語で10分。国内大会よりも2分短縮し、3割を変更した。学校で取り組んでいる地域の人々からの聞き書き活動に参加、2017年度農林水産祭むらづくり部門で天皇杯を受賞した阿室校区の取り組みを取材した。

 

 成瀬さんは「阿室校区が住民が家族のようなコミュニティーを形成している」を知り、大島紬に例えて「縦(世代間)の結い」「横(地域間)の結い」の二つの「結い」による地域活性化を提案。「地域資源に対する固定概念を変えて、うまく活用すれば地域コミュニティーが活性化するのではないかと考える」と述べた。

 

 プレゼンに続いて中原正栄実行委員長(芦徳集落)が成瀬さんの人柄、地域活動に積極的に参加していることを紹介し、「茉倫さんに皆さんの激励をお願いしたい」とあいさつ。竹田泰典町長は「龍郷町から日本を代表する生徒が出たことを本当に誇らしい。子どもたちに夢や希望を与える」とお祝いの言葉を述べた。

 

 成瀬さんは今年1月、鹿児島市であった高校生国際シンポジウムの研究発表コンテストで最優秀グランプリを受賞。今月22日、シンガポールで行われる中高生の国際シンポジウム「グローバルリンク「2018」に出場する。