戦跡や碑巡り 歴史学ぶ 和泊町瀬名の子ども会

 戦跡や碑を巡り、地域の歴史を学ぶ子どもたち=和泊町

戦跡や碑を巡り、地域の歴史を学ぶ子どもたち=和泊町

 和泊町の瀬名字子ども会(小学生リーダー・平茉央さん、中学生リーダー・外山大造さん)はこのほど、地元の歴史や昔の暮らしを知る勉強会を開いた。小中学生5人と保護者ら計12人が参加。地域の戦跡や碑を巡って、戦争の恐ろしさや住民の苦労に思いをはせた。

 

 「子どもたちに自分の住んでいる字を知り、一つでも心に残しておいてほしい」(位田奈緒美育成会長)と初企画。子どもたちは事前に自身の祖父母や地域のお年寄りから子どもの頃の暮らしや戦争体験などを聞き取り、この日に備えた。

 

 勉強会では、えらぶ郷土研究会長の先田光演さんが講師を務め、集落や越山、町歴史民俗資料館などを歩いて回った。先田さんは住民が米軍の攻撃から逃れるためにトンネルを掘ったり、上陸してきた際に自決する場所を決めていたりしてことなどを説明。越山では俳人・山口誓子が特攻兵を思い、詠んだ句碑も紹介した。

 

 子どもたちは事前に聞き取り調査を行っていたことで、身近な人が戦争の恐怖や苦労を味わったことを実感。先田さんの話に熱心に耳を傾け、メモを取るなどしていた。平菓乃さん(14)=城ケ丘中3年=は「自分の住んでいるところを知ることで昔のことに興味を持つことができた。周囲にも知ってほしいと思う」と話した。