手熟師会の年度最終講座 奄美市名瀬

ゴム鉄砲の作り方を教える満想さん(右)と基さん=14日、奄美市名瀬の奄美博物館

ゴム鉄砲の作り方を教える満想さん(右)と基さん=14日、奄美市名瀬の奄美博物館

 ものづくりの楽しさを伝える奄美手熟師会(岬眞晃会長、講師14人)の2020年度最終講座が14日、奄美市名瀬の奄美博物館であった。家族連れなど約20人が参加。幼少期から講座に参加し続ける中高生兄弟が講師を務め、昔ながらのおもちゃ「ゴム鉄砲」作りなどを教えた。

 

 奄美手熟師会は、体験活動を通じて奄美大島在住の職人らと交流する目的で、1992年に発足。毎年度、親子の登録会員を対象に各種創作や島唄、昔遊びなどの講習会を開いている。

 

 今年度最終講座の講師は、会の運営に携わる満有治さん(58)の次男・想さん(15)と三男・基さん(12)。2人は割り箸と輪ゴムで作る「ゴム鉄砲」などについて、基本的な工程や工夫点を指南した。

 

 2人は今春、芦花部小中学校を卒業し、家族で三重県に移住する予定。想さんは「手熟師会から『考え方』や『伝え方』を学んだ」と振り返り、基さんは「今後も身近な材料でものづくりを続けたい」と語った。

 

 講座後の年度修了式では、岬会長のメッセージ入り絵葉書が参加者に配られた。講座前には、東京おもちゃ美術館と日本財団から奄美市の小児科医院に寄贈されたおもちゃが持ち込まれ、子どもたちを喜ばせた。