沖永良部で教員免許状更新講習

島の人から昔の島の暮らしや仕事などに関して聞き取りする教員免許状更新講習の受講者=23日、知名町

島の人から昔の島の暮らしや仕事などに関して聞き取りする教員免許状更新講習の受講者=23日、知名町

 星槎(せいさ)大学サテライトカレッジin沖永良部島(石田秀輝分校長)による教員免許状更新講習が23日から3日間の日程で、知名町のエラブココで開かれている。島内外の幼稚園・小中高校の教諭や保育士ら27人が参加。初日は島民から過去と現在の島の生活や仕事などに関する聞き取りを行った。参加者は自然や文化を生かした沖永良部島独自の講習を楽しみつつ、教員資質の向上と知識の習得に励んでいる。

 

 教員免許更新制(2009年4月導入)では、教員として必要な資質能力が保持されるよう定期的に最新の知識技能を身に付けることなどを目的に、10年ごとの更新が義務付けられている。2年間に大学などが開設する30時間以上の講習を受講・修了した後、教育委員会に申請する。

 

 沖永良部島では通信制の星槎大サテライトカレッジが昨年開校。島内で教員免許状更新に必要な全ての講習が可能になり、これまで県本土へ出向いて受講していた教諭らの旅費負担の軽減にもつながっている。

 

 3日間とも午前9時半から昼休みを挟んで午後5時まで行われる。初日は石田分校長から講習内容やヒアリングの基本などについて説明を受けた後、7班に分かれて島内をフィールドワーク。そこで聞き取った内容のまとめまでを行った。

 

 教員免許状更新講習は全国各地の会場で受講可能だが、島の特色を生かした講習内容に魅力を感じた参加者も。埼玉県から参加した高校教諭の古館潔さん(54)は「せっかく受講するなら楽しいものがいいと考えて探す中で沖永良部島が目にとまった」。徳之島町立花徳小教諭の三嶋伸吾さん(44)は「隣の島だが、なかなか行く機会がなかったため、沖永良部島への興味もあって家族で一緒に来た。日中は私が講習を受け、家族は島内観光」と話していた。