生物多様性に理解深める 湯湾岳で体験学習 今里小

遊歩道脇の植物を観察する児童ら=13日、湯湾岳

遊歩道脇の植物を観察する児童ら=13日、湯湾岳

 大和村の今里小学校(中村利之校長、児童7人)は13日、同村と宇検村に連なる奄美最高峰の湯湾岳(694・4メートル)で体験学習を実施した。児童たちは山頂に続く登山道で希少な植物などを観察し、森林の持つ生物多様性について理解を深めた。

 

 県の森林環境教育推進事業の一環。大島支庁農林水産部林務水産課と県森林技術総合センターの職員7人が同行し、同センター森林環境部の片野田逸朗部長(56)が講師を務めた。

 

 湯湾岳は亜熱帯照葉樹の森。固有種も含め、多様な動植物が生息・生育している。山頂一帯は奄美群島国立公園の特別保護地区に指定され、奄美・沖縄の世界自然遺産推薦区域の中でも核となるエリアとなっている。

 

 片野田さんは「森林の生物多様性を守ることが森林を守ることにつながり、私たちの暮らしを守ることにもつながる」などと説明。「山頂まで登って、いろんな生物がいることを実感して」と呼び掛けた。

 

 児童らは「葉の縁がギザギザな草」「膝より低い木」など、観察ポイントが記されたカードを手に頂上近くの社を目指して歩き、同島と徳之島固有のアマミフユイチゴなどの観察を楽しんだ。

 

 4年生の森岡琉皐君(9)は「湯湾岳に来たのは初めて。いろんな植物があったし、知らない植物も見られてうれしい。あまり植物を気にしたことはなかったけど、少し興味がでた」と話した。