県内就職促進へ 働きやすさアピールも 企業と高校教諭が情報交換会

企業の担当者から説明を受ける高校教諭ら=5日、鹿児島市

企業の担当者から説明を受ける高校教諭ら=5日、鹿児島市

 【鹿児島総局】来春卒業する高校生への企業の採用活動が9月16日に解禁されるのを前に鹿児島市で5日、県内企業と就職指導担当教諭の情報交換会が開かれた。若者の県内就職を促そうと県が主催した。人手不足を背景に求職者が有利な「売り手市場」の中、働きやすさをアピールする企業も目立った。

 

 鹿児島県の高卒者の県外就職率は昨年3月現在で47・2%。全国では熊本県(47・4%)に次いで高く、人材流出が続いている。県の担当者は「優秀な人材を取り込もうと、働きやすさや福利厚生をアピールする動きが広がっている」と話す。

 

 今年の情報交換会は建設や製造、医療・福祉など125社、奄美の7校を含め72校から260人が集まった。教諭らは各社のブースを回り、採用担当者から事業内容や待遇の説明を受けていた。

 

 奄美高校(奄美市名瀬)の関下友幸教諭(39)は「残業の少なさも企業を選ぶ選択肢の一つになる」。古仁屋高校(瀬戸内町)の竹山英輔教諭(34)は「企業で経験を積んで将来は奄美に戻りたいという生徒は多い。働きながら資格を取れる仕事に注目したい」と話した。