石田秀輝さんが特別授業

石田さんによる「地球」や「自然」をテーマにした特別授業を受ける児童ら=7日、知名町立住吉小

石田さんによる「地球」や「自然」をテーマにした特別授業を受ける児童ら=7日、知名町立住吉小

 知名町立住吉小学校で7日、合同会社地球村研究室代表の石田秀輝さん(同町徳時在住)を講師に招いた特別授業があった。6年生の国語の教科書(光村図書)の単元「自然に学ぶ暮らし」の作者でもある石田さんが、気候変動など地球環境問題や、「自然やそこで暮らす生き物のすごさ」を分かりやすく解説。児童らに「私たちを生かしてくれる自然を大事にしよう。自然ともっともっと仲良くなろう」と語り掛けた。

 

 石田さんは▽地球温暖化などの気候変動▽生物多様性▽海洋流出プラスチック│など地球で起きていることを紹介。現在、1年間に約4万種類の生き物が絶滅しているとされる現状や、自然界の循環が崩れることで生じる災害など、さまざまな問題点も伝えた。

 

 後半はヤモリの足、サメの肌、トンボの目など生き物のすごい点と、その構造が人の暮らしにも生かされている事例をクイズ形式で紹介した。

 

 石田さんは「自然は全てつながっていて、その一つ一つにすてき技が隠れている。そこにはエネルギー問題などを解決する手立てや、よりよい生活のための糸口があるかも。それらを考える場が沖永良部島にはある。ぜひ外に出て探してみて」と呼び掛けた。

 

 授業には住吉、田皆、上城の町内3小学校の6年生19人と、地域住民らが参加。児童らは「教科書に出てくる先生」の話を真剣な表情で聞き入っていた。

 

 住吉小6年の林伸明君(12)は、聴覚が優れていて人間に聞き取れない津波の音を聞いて、いち早く高台に逃げたというゾウの話が印象に残った様子で「自然の生き物はすごいと思った」などと話した。