米国の児童がワイド節踊る 県出身の教員が発案 カリフォルニア州エルマリノ・ランゲージスクール

徳之島のバンドまぶらいの「ワイド節」に合わせて踊る米国の児童(提供写真)

徳之島のバンドまぶらいの「ワイド節」に合わせて踊る米国の児童(提供写真)

 米国カリフォルニア州カルバーシティーのエルマリノ・ランゲージスクールの学校祭で、同校の児童48人がワイド節に合わせて演舞を披露した。鹿児島県出身の同校教員が発案。児童たちは音楽を通して日本の文化に触れた。学校祭は5月19日にあった。

 

 エルマリノ校は日本の公立小学校に当たる。イマージョン教育と呼ばれる言語教育が特徴的な学校だ。イマージョン教育とはバイリンガル(2言語話者)教育の一種で、英語と目標言語の両方を使って授業を行い、児童が両言語を習得することを目指す。同校ではスペイン語と日本語のプログラムがある。

 

 演舞したのは日本語プログラム2年生。ワイド節は徳之島のアマチュアロックバンド「まぶらい」のアレンジ曲を使用し、教員の織田寿子さん=姶良市出身、ロサンゼルス在住=が指導した。

 

 織田さんは「鹿児島県で教員をしているころに島唄の『ワイド節』に出合った。躍動感あふれるメロディーが印象的」。まぶらい演奏のワイド節はロサンゼルスでの奄美会(奄美出身者の集まり)で知ったという。

 

 織田さんが担任する児童は昨年、校内の集会で島唄のワイド節に合わせて踊った。今回は対象を2年生全体に広げて、学校祭「ドルフィンデー」のステージで演舞した。

 

 ワイド節を踊ったケイデン・ムニョス君(7)は「音楽がとってもかっこよかったので気に入った」、ジュリア・カースティンさん(8)は「闘牛のビデオを思い出して踊った」。演舞を見た保護者のゴールドナー・フィルさんは「島の人たちの闘牛への意気込みと楽しみが伝わってきた」と話した。

 

 織田さんは「これからも鹿児島や奄美の歌をはじめ、日本の民謡なども教えていきたい」と話している。