藤井さん、奄美の海の魅力紹介

奄美大島の海洋生物多様性をテーマに講話した藤井さん=14日、県立奄美図書館

奄美大島の海洋生物多様性をテーマに講話した藤井さん=14日、県立奄美図書館

 県立奄美図書館の生涯学習講座「あまみならでは学舎」の2019年度第4回目は14日、奄美市名瀬の同図書館であった。約40人が受講。鹿児島大学国際島嶼(とうしょ)教育研究センターの藤井琢磨さん(32)が「奄美大島の海洋生物多様性」と題して講話し、多様な環境にさまざまな生き物がすむ奄美の海の魅力を紹介した。

 

 藤井さんは奄美大島の複雑な海岸線によって、多様な環境がつくられると説明。透明度が高く美しいサンゴ礁とともに、自然に濁った環境が残っていることが重要だと強調した。

 

 同島で近年確認された生き物として、海底に「ミステリーサークル」を描く新種のアマミホシゾラフグや、藤井さんらの調査で見つかった世界的に希少なアミトリセンベイサンゴ、新種のニゲミズチンアナゴなどを紹介。

 

 「注目されていなかった砂泥底にすむ新種が見つかっている。奄美大島にはきれいなサンゴ礁とともに、栄養が豊かな自然度の高い内湾や海峡がある。隣り合った一連の環境が残っていることが奄美の魅力だ」と話した。