西表島で漂着ごみ問題を考える 子ども環境調査隊

海岸清掃を行い、漂着ごみを調べた現地視察最終目=25日、沖縄県西表島

海岸清掃を行い、漂着ごみを調べた現地視察最終目=25日、沖縄県西表島

 奄美市内の小中学生6人で結成した「奄美こども環境調査隊」(奄美市教育委員会、南海日日新聞社主催)の沖縄県西表島視察4日目は25日、海岸清掃を行い、漂着ごみの問題を調査した。

 隊員たちは、NPO法人西表島エコツーリズム協会のスタッフの指導の下、白い砂浜が広がる中野海岸に打ち上げられた漂着ごみを調べた。発泡スチロールやブイ、プラスチック製品などが見つかった。中でもペットボトルは110本あり、このうち中国製は30本で国別で最多だった。

 同協会によると、漂着ごみは産業廃棄物として扱われるためにリサイクルすることができず、西表島の場合は隣島の石垣島に運んで埋め立て処理しているという。それらの現状を踏まえ、隊員たちは一人一人がごみを減らすよう意識することの大切さを学んだ。

 隊員の村田心さん(奄美小6年)は「西表島ではごみの分別が厳しく、みんなで協力して清掃活動も行なっている。漂着ごみを減らすための取り組みを継続していくことが大事だと思う」と話した。

現地視察はこの日が最終日。共に調査してきた奄美、沖縄の隊員たちは別れを惜しみつつ、それぞれの地域が抱える環境問題の解決に向けて取り組むことを誓い合っていた。

 隊員の泉美乃さん(赤木名中2年)は4日間を振り返り、「環境問題の解決に向けて、いつ、どこで、どんなことを、どのようにするか、具体的に考えて実行することが大切だと思った。奄美に戻って学んだことをたくさんの人に伝えたい」と語った。