車いすバスケ女子日本代表が講演 大和中

1対3のゲームなどを通し、中学生らに車いすバスケのルールや楽しさを伝えた網本さん(左)=13日、大和村立大和中体育館

1対3のゲームなどを通し、中学生らに車いすバスケのルールや楽しさを伝えた網本さん(左)=13日、大和村立大和中体育館

 大和村立大和中学校(有村哲郎校長、生徒37人)で13日、 オリンピック・パラリンピック講演会があった。車いすバスケットボール女子日本代表の網本麻里さん(31)=大阪府=が「自分の夢を見つけるために」の題で講演。網本さんは「自分の人生は自分でしか歩めない」などと語り掛け、夢や目標に向かって努力することの大切さなどを生徒らに伝えた。

 

 網本さんは右足首の骨が変形して生まれ、幼い時に手術をして歩けるようになったが、中学2年生で再び手術が必要に。「『バスケで五輪出場』の夢を奪われたようでつらかった」という網本さん。そうした中で車いすバスケに出合い、「もう一度できると思った」と当時を振り返った。

 

 2008年に最年少の19歳で北京パラリンピックに出場。7試合で133得点を記録し、大会得点王に輝いたが、その後、日本女子チームは2大会連続でパラリンピック出場を逃している。

 

 3大会ぶりの出場となる来年開催予定の東京大会に向けて網本さんは「チーム一丸となって銅メダルが目標」と抱負。自身の障がいについては「チャームポイントと思っている。障がいだからしんどい、つらいとは思っていない」と話した。

 

 講演後は子どもたちも競技用の車いすに乗り、車いすバスケを体験。シュート練習や網本さんと1対3のミニゲームなどを通して、その魅力に触れた。

 

 大和中2年の井上奈津美さん(14)は「初めて体験し、車いすバスケの難しさが分かった。私も(家族が心の支えと話した)網本さんのように家族へありがとうの気持ちを持ち、部活を頑張りたい」と話した。

 

 講演会はスポーツ庁の2020オリンピック・パラリンピックムーブメント全国展開事業の一環。県が事業を委託して今年度、県内17カ所で実施。大和中では同校生徒のほか、村内小学校の児童や保護者も聴講した。